何が出てくるか、お楽しみ

オーガニックコットンタオル2020(藤高)

オーガニックコットンタオル2020(藤高)

「オーガニックコットンタオル2020」
有機栽培で、なかなか収穫量が安定しない国産綿。日本国内では、30箇所くらいでしか栽培されていません。
そんな貴重な綿を使って作られたのが「オーガニックコットン2020」。
オーガニックコットンとは、3年以上、農薬や化学肥料を使わない畑で栽培された綿のことを指します。

「オーガニックコットン2020」の微妙な色合いは、日本国産の古来からの和綿(在来種)である「茶綿」を使用しているから。茶綿とは、読んで字の如し。茶色の綿です。日差しの強いところで栽培されることが多いため、紫外線をカットする効果があると言われています。
そんな茶綿を使うことで、白でもない、生成り(きなり)でもない、少し茶色がかった、優しい色合いに仕上がります。もちろん着色したわけではありません。
茶綿は一般的な生成りの綿より収穫量が少なく、世界的に見てもとても希少価値があります。染色せずとも色がついているので、環境にも優しいところもポイントです。
ちなみに綿の栽培は、野菜などを育てるには不向きな土地が使われます。最北は福島あたりです。綿は海抜600m以下で、日当たりが良く、水はけの良い場所を好みます。

じつは、この「オーガニックコットン」は福島県で栽培されました。まだまだ収穫量が少ないため、お届けした「オーガニックコットンタオル2020」は、アメリカ産のオーガニックコットンとのミックスです。
東日本大震災直後から福島では農業の継続を断念する農家が増えました。また、農家の後継者不足などにより、遊休農地・耕作放棄地は年々増加し続けていました。
「ふくしまオーガニックコットンプロジェクト」は、2012年春に始動。塩害にも強い綿を有機栽培で育て、地域に活気と仕事を生み出すことを目的とされています。

世界の多くの綿産地では、化学肥料、除草剤、落葉剤など、農薬の大量使用により、環境への負荷や農家の健康被害が深刻な問題となっています。
新たなスタートを切った福島では、土地の豊かさ、そして栽培する人々の健康も守る選択をしたのです。
私は、そんな人々の願いが込められたオーガニックコットンを使った製品作りをすることで、プロジェクトのお手伝いをしたいと思い、高級タオル産地として有名な今治(いまばり)で一番の老舗タオルメーカー、藤高タオルさんに依頼して製品化しました。

まだまだ収量が少ない綿ですので、織り方を工夫することで、使う綿糸の量を減らすことにしました。バスタオルとして十分なサイズです。
コロナの影響でホテルなどが稼働しなくなり、タオルの需要も減っています。フォーチュンボックスに採用させていただき、約1,000枚のタオルを発注させていただくことで、少しでも生産地、工場の人々を応援できればと考えました。

東日本大震災の直後から、諦めず工夫をし続けて地域の復興のために取り組む人々の思いを、少しだけイメージして、コロナの時代に立ち向かう元気を出すきっかけとしていただけましたらうれしいです。

「フォーチュンボックス号外版 在庫調整SP2023」商品説明文

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