<勉強になった内容メモ>
・バリューポジション。ターゲットを絞り込みお役様が本当に欲しいというものを作り出さなければ売れない。他に売っていなくてお客様がこんなのほしかった!というような潜在的ニーズを探さなければならない。
・レッドオーシャンとブルーオーシャン。牛丼業界のように、コモディティ化してライバル同士が過当競争する市場を、多くのサメが集まって獲物を食い合う真っ赤な血で染まった海に例えて「レッドオーシャン」と呼ぶ。レッドオーシャンの中にずっといると、会社の体力は消耗し、最悪の場合、倒産してしまう。逆に、ライバルのいない市場のことを「ブルーオーシャン」と呼ぶ。つまり未開拓の新市場ということである。
・認知的不協和の解消。高い買い物をした人ほど「本当に買ってよかったのか?」と内心不安になっている。高い商品ほど売った後のフォローがとても大切である。「やっぱり買ってよかった」と不安が解消されたお客さんは、そのまま継続して顧客になってくれるからだ。
・お客さんは何種類もいる。顧客ロイヤルティという考え方で分類される。「潜在顧客→見込客→新規顧客→リピーター→贔屓客(ひいききゃく)→ブランド信者」へと進化していく。
・「あの商品は満足度が高い」と思われれば、それがブランドになり、「ブランド資産」になる。ブランド資産とは、目に見えないお客さんの評価である。
・商品開発の真の目的とは商品を作ることではなく、商品を使うお客様を創り出すことなのである。「企業の目的は、顧客の創造である」
お客さんが気づかないニーズ→口臭で人間関係を悪くしたくない
開発された商品→リステリン
創り出された顧客→口臭を予防することで、相手に好印象を与えたい人
商品開発では、お客様も気づかないニーズを見つけ出して、そのニーズに応える商品を開発することでお客さんを創り出すのが、あるべき姿である。
・プロダクトアウトに陥らないための魔法の言葉「そもそも、お客さんって誰だっけ?」「これってお客さんにとって、何がいいの?」と問う。顧客開発という当初の目的を思い出すためだ。
・価格を間違えると会社は潰れる。コストは事実、価格は戦略なのである。コストは常に下げる努力が必要だ。しかし価格は戦略次第で変えられる。
<感想など>
価格戦略の大切さを学びました。お客さんが喜んで買ってくれるのに、会社が赤字であったり、機会損失を生み出していたりしたら、それは改善するべき点があるということです。自分が生活費を削って働いても、利益が上がらなければ潰れます。会社がつぶれては元も子もありません(もしくは傷が浅いうちにわざと廃業・撤退すべき?)。人を雇った場合人件費などを考えて、雇う前と雇った後、利益はどうなるのかなど、漠然とした考えではなく、きっちりと考えていけるようにしたいです。
※私がこちらで紹介している本は、起業家の方には特にオススメです。興味を持たれた方はぜひ読んでみてください。