売り上げ目標を立てるために、まず、商品の仕入れから発送までにかかるすべての費用を計算して、この商品を何個売ったらそれが賄えて、来月の資金を考えるなら、それに加えてもう何個売らなくてはいけないのかを計算して、最低でも「フォーチュンボックス」を何個売らなくては採算が取れないか、会社を続けていけないか、という計算をします。そして、この数を売るためにはどんな施策が必要なのかなどを考えていきます。これら計算は、仕入れやいろいろなことを明確に整理してくれることがわかりました。

 中学校三年生の時はアルバイトで時給これくらいだから、何時間働けるとして、月にこのくらいだから…、と計算していましたが、今回は起業です。にも関わらず、どれくらい売れる、など明確な数字がわからないので、計算する意味、メリット、やり方など、いまいちピンと来ていませんでした。かといって、熱意だけで、1億円行くぞ!と思おうとしても、それには何の根拠もなく、私にとっては価値がありません。

 そんな私でも、今なら生活費や運転資金を考えながら、何個しか売れないと赤字で、何個以上売らなければ採算が合わないということや、どこか削れないのか、などが把握できる大切な計算なのだとわかりました。財務の重要性を本で読みましたが、基本はこういうことだと思います。今の私の理解では、ですが。