<勉強になった内容メモ>
・クラウドファンディングを、お金がないからインターネットを利用して集める手法と捉えると、その本質を見誤る。もっと積極的な活動のために資金を得る新しい仕組みと認識するべきである。
・支援者から資金を得る仕組みは二つある。一つ目は、「成功報酬型(All or Nothing方式)」期限までに支援総額が目標金額に到達した場合のみ、プロジェクトがサクセス(成功)となり、資金提供が行われる。二つ目は、「即時支援型」目標金額の達成の成否に関わらず、集まった支援金を全額(手数料は別)受け取ることが可能。
・クラウドファンディングサイトに掲載されたプロジェクトは、不特定多数の人たちへのアピールという意味があります。それによって、潜在的にその活動を応援しようというファン層を掘り起こすことにもなる。
・コミュニケーションプランニングはとても大事。事前に何をするのか、プロジェクト推進中に何をするのか。出だし、中盤、そして最終的に何をするのかが問われる。
・資金を集めるには、FacebookやTwitter、YouTubeなどのSNSを利用して、プロジェクトを広く伝える必要がある。
・プロジェクトの期間中には進捗情報や支援者への感謝、新しいリターン(実際の製品や作品展示会のチケットなど購入特典)の情報などを伝える「情報のアップデート」も欠かせない。
・支援者を参加に駆り立てるものは何か。
1.モノがリターンとしてある
2.プロジェクトのメンバーであるという承認
3.プロジェクトのプロセスに関われる
4.資金調達者やほかの支援者と関係が築ける
彼らは魅力のあるモノ=有形のリターンと共に、資金調達によって実現しようとしているプロジェクトに参加しているという証や、ここでしか得られない体験、プロジェクトのメンバーやほかの支援者との関係、つまり、自分もこのプロジェクトのささやかな仲間であるということが感じられる無形のリターンを欲している。
<感想など>
リターンに「一口館長」になる権利を得られる、といった内容がありました。単にその商品だけを送るのではなく、よりそのプロジェクトに「協力している」という実感がわくリターンやその「プレミアム感」があるリターン内容は支援する側からは魅力的に感じるということがわかりました。情報のアップデートなど、きちんと計画してから、クラウドファンディングを利用していこうと思うきっかけになりました。
※私がこちらで紹介している本は、起業家の方には特にオススメです。興味を持たれた方はぜひ読んでみてください。