農業で成功する人うまくいかない人
<勉強になった内容メモ>

・人手不足でも、注意できないのは大問題
会社の方針や価値観に合う人を採用する

・自分の階層やポジションを明確に把握する。農業をするのにどの階層(作業者、管理者、経営者)、どのポジション(作物生産、営業部門、加工部門、管理部門、経営層)で行うのかという守備範囲を明確にし、その範囲で最大限の努力をする

・農作物は、太陽や雨(水)、土、大気の状態変化する。植物は太陽の光を浴びて、根から吸収した水と葉から吸収した二酸化炭素を葉緑素の中で光合成し、炭水化物を作る。そして、その炭水化物と窒素が結びつきアミノ酸となり、たんぱく質となっていく。炭水化物の分子量が大きくなって、酸味になり甘みになり、さらにでんぷん質になって植物に蓄積されていく

・契約の内容を時期や量ではなく「おいしさ」にしたらいいのではないか。本当においしい果実を届けるためには、熟し具合や食べごろなど、その時の天候によって時期がずれることを理解してもらうことが大切である。そして、そのことを理解してくれないお客様には販売しないと決めればその販売方法自体が差別化されファンがつく。

・価格形成の仕組みの中で、生産者自身が農産物の価格を決められないという状態は、農業が経営として成り立たない最大の弱みです。よく、「農業に経営的視点は必要」と言われていますが、自分で価格をつけることが経営視点そのものである

・反対意見を聞きながら、そのリスクに対して具体的な数字や視察を基に解決策を見出して決断をする

<感想など>

農家さんの多くは、農協に卸していたりするので、価格の付け方がわからない会社が多いということが、わかりました。
展示会などを回っていてもそのように感じています。
この本に書いてあったように、量に価値を置くのではなく「美味しさ」をお客様に知っていただき、それを理解してくださるかたに販売する、と決めることは大切だと思いました。商品の魅力を最大限お客様に伝えられるように勉強していきたいと思います。