<勉強になった内容メモ>

・罰金と報酬。インセンティブは「成功したらあげる」より「失敗したら取り上げる」方が、効果がある。私たちは「新しい物を得るため」よりも「今持っているものを失わないため」の方がアクティブになるのである。

・ほめる場合は、存在についてほめた方が意識の深いところに影響を与える。叱る場合は、行動や環境と結びつけて叱った方が、行動をスムーズに修正してもらえる。

・モチベーションを上げる目標とは、難しいけれど可能なものであり手順に意識を向けられるもの。またいつでも、誰でも、同じように解釈できる具体的なものである。

・人は見せられた比較対象によって、判断機銃をコントロールされる。500円と700円のビールを提供していたところ7割近くの人が500 円のビールを注文した。そこに1000円のビールを追加したところ700円のビールを注文する人が増えた。

・何を差し置いても「得たい結果を明らかにすること」。ひとつの意思決定による、短期的な成功・失敗は受け流し、全体として、長期にどこに向かっていこうとしているかを見据えることが大切である。

・値段が安ければ安いなりの、値段が高ければ高いなりの受け取り方をする。自信がある商品やサービスは少し高めに設定して、そのものの価値を正当に評価してもらう。

<感想など>

人間は商品自体が同じものでも、値段や商品の見せ方などによって、感じる価値が変わるということが勉強になりました。他にも人間関係についてのことやジャムの法則なども載っていて、仕事場だけでなく日常生活でも使っていきたいと思いました。

※私がこちらで紹介している本は、起業家の方には特にオススメです。興味を持たれた方はぜひ読んでみてください。