<勉強になった内容メモ>
・健康食品会社のレベルが低かったこと時代において、やずやのきめ細やかさは消費者の心を惹きつけていった。まず、顧客ごとにカードを作成し、そのカードに顧客の購入履歴はもちろん、顧客の質問したこと、顧客が心配していること、さらには紹介をいただいた顧客との関係等をきめ細かく記入していた。このカードに基づいて、時々お便りを差し上げたり、お電話を差し上げたりしていた。
・売り上げをこれから拡大していくには、その顧客基盤となる新規顧客をもっと増やさなければいけないことに気づき、広告宣伝の重点を新聞の折り込みチラシへとシフトした。最初は一回に一万部をその地域に折り込む。そしてその反応を見ながら、チラシを改善する。次第に折り込み部数を増加させてゆく。利益が出たら、その利益で新しい折り込みチラシを考え、テストマーケティングを繰り返していった。(試供品の)
・まず、最初に自分が何を達成したいのか、はっきりとした具体的な目標を決意しなければならない。具体的な目標を決意したら、次は、その目標達成のための計画を立てる。又、達成期日も設定しなければならない。計画を立てたら、その心に描いた夢に対して真剣な欲望を燃やすことが必要である。燃える欲望は、人を促す原動力となり、更にそれが習慣となって夢の実現につながる習慣を作りだすのである。
・通信販売では、撤退のタイミングがとても大事である。採算が合わないのに、メンツだけで続けていたのでは企業の存在すら危ぶまれる。宜男社長は実行をするのも早いですが、撤退するのも「これは見込みがない」と判断したら即座に中止していた。
・やずやの代表は社長でも専務でもない、電話を取ったり出荷をしたりする社員なのである。社員がレベルアップして宝となるのがブランドである。売り上げはその結果としてついてくる。
・生涯価値(ライフタイムバリュー)という考え方は、一人の顧客を大事にしてその顧客から長期(生涯)にわたっておつきあいをいただき、一回の購入額ではなく、生涯においての購入額で採算をとっていくというテクノロジーである。
<感想など>
私が今やろうとしている事業に共通することがたくさんありました。共通することや勉強になったことはたくさんありますが、結局実際に行動して、それを実行できることが大切だと思いました。顧客を大切にするといったことは、大体の人は分かっていることだが、実行に移せる人が少ない。読んで満足せず、実際に行動に移していきたいです。
※私がこちらで紹介している本は、起業家の方には特にオススメです。興味を持たれた方はぜひ読んでみてください。