<勉強になった内容メモ>
・「同じ労力・時間でどれだけ多くのアウトプットを出せるか」というのが生産性の定義である。
・多くの場合、イシューは大きな問なので、いきなり答えを出すのは難しい。そのため、おおもとのイシューを「答えを出せるサイズ」にまで分解していく。イシューを分解するときには「ダブりもモレもなく」砕くこと、そして「本質的に意味のある固まりで」砕くことが大切である。
・多くの典型的な問題の場合にはイシューを分解する「型」があり、それを使ってしのぐことができる。内容はいたってシンプルで「WHERE…どのような領域を狙うべきか」「WHAT…具体的にどのような勝ちパターンを築くべきか」「HOW…具体的な取り組みをどのように実現していくべきか」という3つにイシューを分解して整理する。
・論理的に検証するストーリーをつくるとき、そこには2つの型がある。ひとつが「WHYの並び立て」、もうひとつが「空・雨・傘」と呼ばれているものである。
たとえば、「案件Aに投資すべきだ」と言いたい場合、少なくとも3つの視点が必要になり、それぞれの「WHY」を並べ立てる。
1、「なぜ、案件Aに魅力があるのか」市場あるいは技術視点での展望・成長性、経済的な想定リターン、相場から見たお買い得度、不連続的な経営リスクの有無とレベル感など
2、「なぜ、案件Aを手がけるべきなのか」関連事業におけるその案件のもたらす価値、スキル・アセット・スケール、あるいはその他の競合優位性、参入障壁の生み出しやすさなど
3、「なぜ、案件Aを手がけることができるのか」投資規模、投資後のハンドリングの実現性など
「空・雨・傘」
・「空」○○が問題だ(問題の確認)
・「雨」この問題を解くには、ここを見極めなければならない(課題の深堀)
・「傘」そうだとすると、こうしよう(結論)
というようにストーリーを組んで、最終的に言いたいことを支える、というかたちである。
「傘をもって出るべきかどうか」というのは、私たちの日常において日々起こるイシューだが、これに答えを出そうとすると、「空」西の空が晴れているな「雨」今の空の様子では、当面雨は降ることはなさそうだ「傘」だとすると、今日傘を持っていく必要はない。という流れになる。
<感想など>
どんなに時間をかけて仕事をしたとしても、出来上がったものがそれに見合ったもの出なければ意味がないことがわかりました。事業の売上が伸び悩んでいるという問題が発生した場合、何が原因なのか、今後継続すべきなのか、撤退するべきなのかなど、冷静に見極められるようにしたいです。大きな情報には伸び悩んでいるかもしれないが、年齢別に分けたら、50代の層が減っていて、20代の層は増えているかもしれません。こうしたことを見逃さずに冷静に見極められるようにしていきたいです。
※私がこちらで紹介している本は、起業家の方には特にオススメです。興味を持たれた方はぜひ読んでみてください。