<勉強になった内容メモ>
・世界を変えるイノベーションは「少しでもいい方向に進む可能性があるならやってみる」という軽さから生まれる。躊躇していたら何も変えることはできない。

・「こんなのはイヤだ」という違和感、「こうなったらいいな」という希望をもって具体的に「こうやってみたらどうだろう?」と質問することからすべては始まる。

・頭のいい人ほど「絶対の正解はない」ことを知っていて、質問をたくさんする。「こうしなさい」という答えをもらうのではなく、自分で問題を明確にして、行動を作り出すために質問をする。

・「現状への違和感を持つ感情力」→賞味期限切れのお弁当が大量に廃棄されていることについて、違和感を持つ。

・「それに気づくメタ認知力」→その違和感をはっきり「私はこれがイヤなのだな」とメタ認識する。

・「どうするか」考える論理の力→では、どうしたらムダをなくせるのか?と質問していく。こうして、一つ一つ具体的に解決できる質問に置き換える。

・「感情」から「自分の中の真実」が作られる。十分の感情をごまかさないで、ありのままに気づくこと、すなわち自分の感情をメタ認知することが大事である。

・悪い質問
1.正解を他人に求める質問
2.おすすめを聞く(おすすめの英語の本はどれですか?A、他人から見たら「よくない本」であっても「これを読んでみようかな?」と自分が思えたものを読むことがいいのである) ※ちなみにこの読書日記は情報提供の一環として私が勝手にオススメしているのでご容赦ください
3.相手に同意を求める(自分の考えを崩さず自分が正しいと思うことの中でしか話をしようとしない人は、他人の意見を必要としているよりは、自分の偏見、価値観を承認してほしいだけの質問である)
4.相手を問い詰める(夫がリストラされて家に帰ってきたときこんな質問をしがちである。「お金はどうするの?」「こんなことになっちゃって、この先どうするの?」本人がそのことについて一番考えていて、自信も失っている。「大変だったわね、大丈夫?」といった質問をするべき)
5.どちらかを選ぶ(相手の好みを聞くときはいいが、強制的に答えを要求してしまうのは好ましくない)

良い質問
1.空気を変える(場の空気や流れ、環境を一瞬にして変えることができる。相手の緊張を解いたり、場を和ませることもできる)
2.相手の経験を聞く(相手の話をよく聞ける人は、自分を広げることができる「あなたはこんなときどうしましたか?」など)
3.好きなものを聞く
4.本心に気づかせる(「これは違う」「これも違う」と自分にピッタリくる「これだ!」に出会うまで諦めずに探していくことで、自分の核心をつかむことができるのである)
5.自分の生き方を問う(「自分が一番心地よくなれるのはどんな生き方だろう?」「立った一瞬でいいから、なんとか忙しい生活の中で自分が息を付ける瞬間を持つにはどうしたらいいだろうか?」)

・誰かが「いい」といったことをそのまま取り入れるようではイノベーションを興せない

<感想など>
自分の能力を正直に見て、できないことはやめる勇気を持ち、自分の優れたところだけは絶対にあきらめない、自分のダメなところ、足りないところ、それに対する正直さが、独創的な人間を作る、ということが述べられていたことが印象に残っています。これからもこれを見誤らず成長していきたいです。自分のメタ認知力を高め、無意識に敏感になり、言葉にしていけるように努力したいです。

※私がこちらで紹介している本は、起業家の方には特にオススメです。興味を持たれた方はぜひ読んでみてください。